Love is up to me!【完】
けど、ライン、無視されたら私、どうすれば……。
やっぱり明日学校で、でもそしたら人がいっぱいいて、注目浴びる。
休日になって、家に押しかけたら……、サクロのお母さんに迷惑が掛かっちゃう、よね……。
それならいつ、話せば……? もしかして一生、話できない……?
――ああそうか。今までは、サクロの方から、いつも話しかけに来てくれたから……。
「なに、ひとりでうじうじ悩んでんの! いますぐ行くの!」
「えっ!」
七海ちゃんは、さっき私に渡してくれたばかりのほうきをまた自ら奪い、はーっと溜息を吐いた。
「掃除なんてあたしがめい子の分もやっといてあげるから、さっさと行く!」
「……いいの?」
「そうしなきゃあんた、今度行動するのいつになるのよ」
……た、確かに。
今言わなければ、ずっとずるずる言わずに諦めてしまうかもしれない。
とん、と、七海ちゃんが背を押してくれる。
「……ありがとう」
「今日、言わなきゃ、あの女にとられると思って、素直になるんだよ」