陽だまりをくれたきみが好き。



「……あ、悪りぃ。つい……」



ついじゃないし!!


目のやり場に困ってしばらく目をつむっているとドンッとソファに身をしずめる音。


後ろを恐る恐る振り返ると黒いTシャツとスウェットを着た内田くんが。



「お前見た目を裏切らないウブ加減だな」


「……ウブですいませんでした」


「すねんなって」


「すねてません!怒ってるんですぅ!」


「……それ意味同じじゃね?」


「うっ……」



その通りすぎて言い返せない。


おとなしく黙っているとクククと笑い声を我慢する声。



「内田くんなんてキライですー!」


「ははは!お前まじギャグだろそれっ。くっ…ははは!もうムリ!」



お腹を抱えて笑い出した内田くんをキッと睨む。


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