陽だまりをくれたきみが好き。
顔を真っ赤に染め上げて、目尻に涙を溜めている彼の表情。
「見んなって!」
「……なんで?」
「なんでって……!つかここのベッド使ってるの俺じゃなかったらどうすんだよ!他のヤツに告白してたかもしれねぇーじゃん!!」
「でも、内田くんがいたもん」
「……っ……」
なにをそんなに焦って……。
そんなことを考えていた時だった。
グイっと手を引かれて、気がつけば内田くんの腕の中にいた。
「嬉しくて、泣いた」
「……?」
「二度とこんなことすんなよ?お前の告白なんて他の男には聞かせねぇ」
グッと抱きしめる腕を強める。
「お前が好きだ。麻衣……」
耳もとで囁かれた名前にカアァッと熱くなる。
「耳まで真っ赤だぞ」
「う、内田くんだって赤いよ!」
「ばーか。晶って呼べよ、麻衣」
ううう。
なんかいきなりで、ついて行けないんですが……。
「本当に私でいいの……?」
「ん。お前がいい」
「ブサイクで、根暗で、キモい私が?」
ガバッと私の肩をつかんで私の顔を見る。
「お前は可愛いよ!!なに言ってんだよっ!!」
そう言った内田くんの顔がみるみる赤くなっていく。
私も、なんだか恥ずかしくて顔が熱くなる。