陽だまりをくれたきみが好き。
【明日お昼一緒に食べようよ】
【いいよ。じゃあ私早瀬くんのぶんのお弁当も作るね!】
【マジで?さんきゅー!楽しみにしてる】
……私、ちょっぴり幸せかもしれない。
みんなから見たら他愛ない会話かもしれない。
そんなの普通の会話だよって言われるかもしれない。
だけど、私にはキセキみたいな会話ばかりで。
だから私にとって早瀬くんの存在は、すごくキセキなんだよ。
突然私の目の前に現れた、救世主。
【おやすみ】
【おやすみなさい】
一日の終わりまで早瀬くんとラインをして、心がほかほかしたまま眠る。
……充実感が、胸に広がってる。
不安も、もちろんあるけど、
やっぱり早瀬くんはすごいね。
【川口のこと、守るから】
安心を、くれた。
まるで私がその言葉を待っていたことを、知っていたかのように。