陽だまりをくれたきみが好き。
早瀬くんでも、緊張したりするの……?
いつも自信満々でキラキラしてる早瀬くんでも……するんだ……緊張。
私と、同じように。
「教室まで一緒に行こうぜ」
「う、うんっ……!」
並ぶと、私の小ささが強調される。
ううう。
なんか、横に並んでるのが申し訳ない……。
早瀬くんは、私が自分の彼女だってこと、みんなに知られたくないよね。
「……なぁ」
「……?」
「なんでそんな遠いわけ?」
半笑いで私を見る早瀬くん。
私と早瀬くんの間にある人一人ぶんのすき間を見て早瀬くんは私の手を引いた。
……えっ!?
「もうちょいこっち来い」