陽だまりをくれたきみが好き。
なんか、情けないな。
「お前、どうかしたか」
「え……?」
「顔、暗すぎだろ」
暗い、か……。
「これが私の顔なんです……」
ブサイクで、
根暗で、
キモいのが、この私なの。
「根暗だから……仕方ないんです……」
やっぱり顔の綺麗な内田くんにはわからない悩みかもしれない。
人前にいるのが、すごく恥ずかしいんだよ……。
自分のみにくさに、気づいているから、いじめられてるのは辛いけど、どこかで仕方ないのかもなって思ってた。
みにくく生まれた私が悪いんだからって。
「ばーか。お前のどこが根暗なわけ?」
「え?」
「初めて会った時のお前、すげぇ明るいやつだなって思ったよ」
内田くんの言葉に驚いて固まる。
私が……明るい?