陽だまりをくれたきみが好き。


人の顔色ばかり気にしてる私だから、しっかり自分を持っていて、なにに媚びることもせずに、なにに怯えることもない


強い内田くんが羨ましい。

憧れる。


私も、そんな風に強い生き方ができたらいいのにな……。



「内田くんには友だちはいますか?」


「……んー、お前?」


「え?」



私をゆびさしてニヤリと笑う内田くんに思わず頬が赤く染まる。


え……私と内田くんが……?



「私たち友だちですか?」


「……じゃねーの?」



そう……だったんだ!!!



「ぷっ…ふは!お前まじ変な顔してんぞっ」


「だ、だって……っ」


「俺と友だちはやなの?」



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