元殺し屋と、殺し屋
プロローグ~突然の出来事~
それは、
突然の電話だった。
「プルルルルー」
「え?一体誰よ、こんな時に」
私は持っていた銃でターゲットの頭を撃ち抜き、相手は倒れた。
銃をケースに仕舞いながら、私はスマホをポケットから取り出した。
出ようとすると、耳元につくイヤホンから、氷(ひょう)さんの声がした。
〈ダーク。仕留めたのか?〉
「うん、まあね」
〈なら早く帰れ。長居は無用だ〉
「はーい」
ターゲットの出ているお腹の上に、黒い紙にダークと英語で書かれた紙を置いて、歩き始める。
明日には『再びダークの犯行ですっ』って騒がれるのかなぁ?
フフフ、楽しみね。
その間も、電話は鳴り響いている。
軽く舌打ちしてから、私は電話に出た。
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