元殺し屋と、殺し屋
寝不足の最終日
☆紅羽side☆
あー・・・眠い。
遅く帰ってきたのがいけなかったのか?
帰ってソッコー寝たのに?
髪の毛もちゃんと乾かしていなかったのか、軽く爆発しているし。
これ、女としてどうなわけ?
マズいよね?かなり・・・・。
「はぁ・・・最悪」
まだ完全に開いていない目を頑張って開く。
起きて開口一番最悪って。
嫌なこと起こりそう・・・・。
「おはようございます、紅羽」
「ん・・・おはよ・・・ッ!?」
ベッド近くにあるソファーの上に座っているのは、澪鵺。
声は明るいけど・・・。
「どうしたの!?その隈!」
澪鵺はまだ地味男になっていないので、銀髪と紫色の瞳が見えている。
綺麗なはずの紫色の瞳の下に、クッキリとある隈。
ソレ見て、目ぇ完全に覚めましたよ。