元殺し屋と、殺し屋









「れい、や・・・?」

「ハハッ・・・アハハ・・・」

「澪鵺・・・?」

「クククッ・・・アハハ・・・」

「澪鵺っ・・・?」



以前依頼で知り合った、富岡カナコさんみたいな、狂った笑い声。

肩を震わせながら、澪鵺は、笑う。



笑う、わらう、笑ウ、ワラウ。




「アハハハハハハハハハハハハハハッッ!!」




狭いのか広いのかわからない部屋に、澪鵺の狂った笑い声が響く。




どうしたの・・・澪鵺。

こんなの・・・澪鵺じゃない。

誰・・・誰・・・誰ナノッ!?




「アハハ・・・最高だよ紅羽」

「澪鵺・・・?」

「何故紅羽は・・・何も知らない?」

「え・・・?」

「レンナ・・・」



澪鵺はそっと、3文字呟く。









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