元殺し屋と、殺し屋
「俺はブラックキャット17代目ボスです。
昔は殺し屋もしていました」
ブラックキャット17代目ボス!?
嘘でしょ・・・恭真が?
殺し屋!?
私のクラス、殺し屋多くないか?
裏切り者だらけだ・・・。
「ちなみに俺はまだ未成年だから、実質的な経営?はお父様がしています。
俺のお父様が、多分お前らも知っている、快楽殺人者の気がある」
そうなんだ・・・。
「俺も二十歳過ぎたら、お父様がしている経営?をする。
そんな殺し屋のボスと、付き合いたいと思う?」
いちいち経営?ってハテナマークつけないでよ。
ややこしいから。
だからか・・・。
だから恭真は知紗からの告白を断ったんだ。
一般人である知紗と、裏のトップとなる自分が付き合えないと思ったんだ。
「ねぇ恭真。私の勝手な思いだけど、述べても良い?」
「構わない、どうぞ」
「恭真が知紗と付き合うかは、知紗が決めるんじゃない?
恭真の一方的な断りだったら、知紗も疑問しか残らないはずだよ。
恭真は知紗に、自分の将来を話したの?」