元殺し屋と、殺し屋
「アリサ?私だよ、ダークだよ」
遥華港に来たものの、人は誰もいない。
「アリサー?」
「・・・ダーク」
倉庫の影から、アリサが出てくる。
「どうしたのさアリサ」
「・・・ダークに、言っておきたいことがあるの」
「言っておきたいこと?」
「殺し屋を、今すぐ辞めて」
・・・は?
「何言っているのアリサ。
突然すぎないか?」
「辞めないと、ダークは死ぬよ」
「死ぬ?私が?
アハハ、冗談やめてよアリサ。
世界一の殺し屋・ダークである私が、死ぬわけないじゃん」
「冗談じゃないよダーク。
あの人に、逆らっちゃ、駄目」
「あの人・・・?」
私が言った瞬間。
パーンッッ!!!
銃声が、
鳴り響いた。