元殺し屋と、殺し屋
神崎はパァッと花が咲いたように笑うと、首からナイフを離した。
あぶなっ・・・。
この人、危険人物だわっ!!
「ありがとうございます!
俺、頑張って仕事しますねっ!!」
「はいはい・・・」
「じゃあ氷さん、俺ら行ってきますねっ!」
「待て澪鵺」
「何ですか?」
「武器持って行け。
ナイフだけじゃあぶねぇから」
「あっ、忘れていた。
ちょっと俺取ってきますね。
ダークさん、俺の家、ここから近いので、取ってきます。
少々待っていてくださいね!!」
「わかった・・・」
急いで出て行く神崎。
てか、どんだけドジなのよ。
馬鹿なの?
ねぇ、馬鹿よね?
馬鹿以外言葉がないわ。
アホ?
ドジ?
間抜け?
・・・よくそれで、殺し屋が務まるわね。