元殺し屋と、殺し屋
何もせず立つロンリネスを見る。
「ロンリネス、あなたも手伝いなさい?」
「・・・」
「ロンリネス?」
「・・・了解しました」
怪しくニヤリと笑ったロンリネスは、
刀をカナエさんに向けた。
そして、そのまま。
私と向かい合わせになり、私の持つ拳銃に驚き涙するカナエさんを、
後ろから縦に、
スパッと、切った。
頭からお尻のあたりまで、真っ直ぐに鮮血を流すカナエさん。
そしてそのまま、倒れていく。
私の方へ倒れてきたので、急いで
銃を目と目の間に撃ち抜き、
左手に持っていたナイフで、心臓を刺した。
バッタリと涙を目元に浮かべたまま倒れるカナエさん。
・・・妹の彼氏なんて取らなければ、
良かったのに・・・ネ?