元殺し屋と、殺し屋









何もせず立つロンリネスを見る。




「ロンリネス、あなたも手伝いなさい?」

「・・・」

「ロンリネス?」

「・・・了解しました」




怪しくニヤリと笑ったロンリネスは、

刀をカナエさんに向けた。




そして、そのまま。

私と向かい合わせになり、私の持つ拳銃に驚き涙するカナエさんを、

後ろから縦に、

スパッと、切った。




頭からお尻のあたりまで、真っ直ぐに鮮血を流すカナエさん。

そしてそのまま、倒れていく。




私の方へ倒れてきたので、急いで

銃を目と目の間に撃ち抜き、

左手に持っていたナイフで、心臓を刺した。




バッタリと涙を目元に浮かべたまま倒れるカナエさん。




・・・妹の彼氏なんて取らなければ、

良かったのに・・・ネ?









< 78 / 285 >

この作品をシェア

pagetop