元殺し屋と、殺し屋
カナエさんの両腕を切り落とし、
足も切り落とし、
全ての指を切る。
これじゃ・・・
バラバラ殺人じゃない?
「ロンリネス、やりすぎよ」
カナコさんの顔も、徐々に歪んでいく。
このままじゃ、依頼以上になってしまう。
それは・・・御法度のはずだ。
「ロンリネス、やりすぎよ。
任務以上は御法度ってこと、知っているわよね?」
「・・・」
ロンリネスは、私の言っていることを完全に無視し、カナエさんを必要以上に刀で刺している。
カナコさんも、ドン引きで、徐々に目に涙が溜まる。
「ロンリネス」
私は溜息交じりに呼ぶと、
彼の肩を掴み、
振り向かせた。