いまさら、私たち。
政美「どういうこと?だって、蓮くんは私と付き合ってくれてるんだから…そりゃあ男の人として見てるよ?」

蓮「そう、かなあ…なんとなく、このまままの『高校生らしいお付き合い』関係が続いてくとか思ってるでしょ?」

政美「えっ……」
ドクンと高鳴る胸。

政美「わっ……私は……蓮くんとの仲が、進展したらいいなって思ってるよ。まだ手繋いだけだけど、その先も…」

蓮「先って?キス?」

政美「キス……うんキス。」

蓮「じゃ、その先は……?」

政美「その……先?」
意味がよく分からなくて、私は思わずキョトンとした。

政美「あ…えっと…土日にデートするとか、一緒にプリクラ撮るとかそういうこと?」

蓮「あ………」
急に、耳どころかおデコから首まで真っ赤っかになる蓮くん。

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