いまさら、私たち。

【回想シーン】


祐介「よっす政美、久しぶりーっ‼︎」

ずっと会話もなかった祐介に、ある日突然話しかけられたのがちょうどこの頃。

「えっ祐介、なにこの女ぁー?ちょー地味なんだけど(笑)‼︎オトモダチィ?」

祐介の腕に絡みつく頭の軽そうな女。

政美「はっ?あんたの彼氏なんかと友達なわけがないでしょ?何の用?」

祐介「いや別に?用がなきゃ話しかけちゃいけないわけ(笑)?」

政美「…あんた、本当チャラチャラしてんね。馬鹿みたい。用ないなら私帰る。」

祐介「なんだよもー冷たいな‼︎」

足早に去る私の背中に、祐介は大声で叫ぶ。

祐介「また話そーな、政美‼︎」

はあっ?私は、あんたなんかに何の用もないんだから。
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