いまさら、私たち。

結局、祐介とは高校も同じところに進学することになった。

うちの高校、そこそこ偏差値高いし一応は進学校なんだけどな…

祐介「いやー俺、超ギリギリ‼︎補欠まわってきたのまじラッキー‼︎」

まさかあのチャラ男の祐介が、うちの高校に合格できるなんて思ってもみなかった。

だって、うちの中学で真ん中くらいの成績だった人みーんな落ちたんだよ？それなのに、遊んでばかりの祐介が。

桃花「えっでも祐介って、意外と中学の頃から成績いいじゃん？」

政美「えっうっそお？！」

桃花「なんだかんだ中の上くらいの成績はずっと維持してたみたい。
じゃなきゃ退学処分にでもされてたんじゃない？あの生活態度だもん。」

政美「し…知らなかった…」

この時私がどれだけ悔しかったか、桃花には想像もつかなかっただろう。

だから私は消極的な人間であるにもかかわらず突然学級委員なんかに立候補して、成績も学年2位まで伸ばして…