いまさら、私たち。
なんだ、やっぱいい奴じゃん。
人生初の遅刻。
政美「ぎゃーっ‼︎遅刻っ‼︎」
起きたら時計が8時を過ぎていて。
政美「もうダメだ…どんなに急いでも…」
遅刻。人生初の、遅刻。
小学校から中学までずっと皆勤賞を貫いてきた、この私が…遅刻。
政美「もうやだぁーっ‼︎」
半泣きで家を飛び出す私。
日頃の運動不足が災いしてか、ちょっと走っただけでも息切れが激しい。
政美「も…やだっ…」
走りたいけどこれ以上走ることができなくて、私は道路のどまんなかで立ち止まった。
政美「ぜぇっ、ぜぇっ……」
すると…