裏腹な彼との恋愛設計図
そういえば、この間の完成見学会の時も絵梨子さん言ってたもんね。
私もやりたい!とワクワクしていると、結構皆も乗り気なようで。
「いいですね、バーベキュー!」
「ねぇ社長、そこの駐車場でやっちゃダメかしら?」
「あぁ、夜ならいいんじゃないかな。柊くんの代わりに来る彼にも声掛けて、親睦会も兼ねてやろうか」
「俺、実家に道具あるから持ってきますよ」
口々に盛り上がる皆の中で、一人口を開かない柊さんだけれど、その表情は明るく穏やかだった。
来週の定休日あたりにバーベキューをやろうかと話がまとまると、最後に社長が「あ、言い忘れてた」と話を付け足す。
「今週末、新科店のショールームでアドバイザーをやってる、岩坂さんっていう女性社員が来ることになってるからよろしく。営業がてら、本社の中も見てみたいそうだ」
その言葉に、ピクッと反応してしまう私。
チラリと柊さんを見やるけれど、特に変わった様子はない。
きっと私の気にしすぎだよね……何の根拠もない、ただの憶測だもん。
そう思い、気にしないでいられるのは、週末までの短い間だった。
私もやりたい!とワクワクしていると、結構皆も乗り気なようで。
「いいですね、バーベキュー!」
「ねぇ社長、そこの駐車場でやっちゃダメかしら?」
「あぁ、夜ならいいんじゃないかな。柊くんの代わりに来る彼にも声掛けて、親睦会も兼ねてやろうか」
「俺、実家に道具あるから持ってきますよ」
口々に盛り上がる皆の中で、一人口を開かない柊さんだけれど、その表情は明るく穏やかだった。
来週の定休日あたりにバーベキューをやろうかと話がまとまると、最後に社長が「あ、言い忘れてた」と話を付け足す。
「今週末、新科店のショールームでアドバイザーをやってる、岩坂さんっていう女性社員が来ることになってるからよろしく。営業がてら、本社の中も見てみたいそうだ」
その言葉に、ピクッと反応してしまう私。
チラリと柊さんを見やるけれど、特に変わった様子はない。
きっと私の気にしすぎだよね……何の根拠もない、ただの憶測だもん。
そう思い、気にしないでいられるのは、週末までの短い間だった。