裏腹な彼との恋愛設計図
もしかして、この間言ってたデート……?
ドキリと胸を鳴らしつつ、もう一度矢城くんを見るとやっぱり頬をほんのり赤く染めていて、照れ臭そうに頭を掻いた。
「考えといてください」
「あ、うん……!」
手短にそれだけ告げると、矢城くんは再びオフィスの外へ出ていった。
不意打ちでドキッとしちゃった……
思えば今まで社内恋愛なんてしたことないし、なんか仕事とうまく割り切れなくて調子狂うよ。
どぎまぎしながらもファイルを取りに行くために立ち上がろうとすると。
目の前の絵梨子さんが、ニヤリと怪しげな笑みを浮かべながら私を凝視していた。
「わかりやすいわね~アナタ達」
「え!?」
「この間から明らかに空気が違うもの。もしかしてもう……」
「そそそんなわけないじゃないですか!」
うわぁ、やっぱり絵梨子さんの目は欺けない!
否定するものの、顔が熱くなってくるのがわかる。
「ん? 空気が違うって何のこと?」
「く、く、空気清浄器の話です!!」
首をかしげる瀬川さんに咄嗟にそう返して席を立つと、絵梨子さんはおかしそうに笑うのだった。
ドキリと胸を鳴らしつつ、もう一度矢城くんを見るとやっぱり頬をほんのり赤く染めていて、照れ臭そうに頭を掻いた。
「考えといてください」
「あ、うん……!」
手短にそれだけ告げると、矢城くんは再びオフィスの外へ出ていった。
不意打ちでドキッとしちゃった……
思えば今まで社内恋愛なんてしたことないし、なんか仕事とうまく割り切れなくて調子狂うよ。
どぎまぎしながらもファイルを取りに行くために立ち上がろうとすると。
目の前の絵梨子さんが、ニヤリと怪しげな笑みを浮かべながら私を凝視していた。
「わかりやすいわね~アナタ達」
「え!?」
「この間から明らかに空気が違うもの。もしかしてもう……」
「そそそんなわけないじゃないですか!」
うわぁ、やっぱり絵梨子さんの目は欺けない!
否定するものの、顔が熱くなってくるのがわかる。
「ん? 空気が違うって何のこと?」
「く、く、空気清浄器の話です!!」
首をかしげる瀬川さんに咄嗟にそう返して席を立つと、絵梨子さんはおかしそうに笑うのだった。