裏腹な彼との恋愛設計図
古賀さんは何か思い当たったのか、「はは~ん……」と顎髭を撫でながらニヤニヤし始める。
「さては昨日、お前らヤッちまったな?」
「──は!?」
とんでもない憶測に、機能停止していたあたしの脳が一気に覚醒した。
「寝かしてもらえないほど激しかったんじゃないの? あいつもヤるなぁ」
「んなわけないじゃないですかーーっ!!」
回転式の椅子を押しのけて勢い良く立ち上がると。
「いって」
ガンッと音がした瞬間、苦痛の声が聞こえてヤバいと思った。
振り返ると、案の定そこには足を押さえて私を睨みつける柊さんが。
どうやら私の後ろを通ろうとしていた彼に、椅子の背もたれが直撃したらしい……。
恋心を自覚したばかりの彼にドキッとするけれど、今はそれ以上に殺されるかもしれないという恐怖に支配される。
「すすすすみませ……!」
「落ち着きない上に色気もないコイツに欲情する男なんているんですか古賀さん」
うっ、やはり!
棒読みの毒舌に瀕死状態……。
「さては昨日、お前らヤッちまったな?」
「──は!?」
とんでもない憶測に、機能停止していたあたしの脳が一気に覚醒した。
「寝かしてもらえないほど激しかったんじゃないの? あいつもヤるなぁ」
「んなわけないじゃないですかーーっ!!」
回転式の椅子を押しのけて勢い良く立ち上がると。
「いって」
ガンッと音がした瞬間、苦痛の声が聞こえてヤバいと思った。
振り返ると、案の定そこには足を押さえて私を睨みつける柊さんが。
どうやら私の後ろを通ろうとしていた彼に、椅子の背もたれが直撃したらしい……。
恋心を自覚したばかりの彼にドキッとするけれど、今はそれ以上に殺されるかもしれないという恐怖に支配される。
「すすすすみませ……!」
「落ち着きない上に色気もないコイツに欲情する男なんているんですか古賀さん」
うっ、やはり!
棒読みの毒舌に瀕死状態……。