ワケあり♥××秘密の生徒会っ!!
ゴツンッッ!!!!!
「いっっで!!」
バスの揺れた衝動で
思いっきり窓に頭をぶつけてしまった…
くっそぅ、
もっと客に優しい運転しろよ運転手…
きちんと整備されてない山道にはいったのか
イヤホンをつけてるのに雑音がひどい…
…せっかく気持ちよく寝てたのにー。
聞いている音楽のボリュームをさらにあげて
目がすっきり覚めたので
窓から外を眺めることにした
窓には黒髪の冴えない顔の少女が映ってた。
なんとなく気になって
バスに乗っている数人の同じ制服の乗客を
ちらりと見るとみんな綺麗ってほど、茶髪だ。
私の周りの友達も
みんな焦げ茶か茶色だ。
羨ましい…
心の底から思うよ…
黒髪の私から見るととっても羨ましい…
そんな実にどうでもいいことを考えている私、東峰 蒼は、
今バスで一山越えたところにある
天音ヵ丘高校に登校している途中だ。
昨日やっっっと!!
新入生テストが終わったばっかなのに、
今日から普通の授業なんて…
朝からテンションは下げ気味な、私だった。