阿部×古部

そんな充様が明日から高校生ということもあり、僕は阿部組の組長ーー要するに充様のお父様に呼び出されていた。


「椎名。明日からはまた一層気を引き締めていけ。充の警護を怠るな。
分かっているな?」


「承知しております。」


充様を守れるのは、僕だけだ。

海外で大学も卒業したけれど、充様と同じ歳なので高校に一緒に通える。

充様といれれば僕はそれで良い。

それで、僕は。


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