秘密

「おはようございます。小野田先生」

「あ、おはようございます!!」

「これ、昨日、葉山っていう生徒が落としてたんで渡しててもらってもいいですか?」

「あ、はい。わかりました!!」

「それじゃあ、お願いします。」

職員室を出て、僕は美術準備室へと向かう。
一応、職員室にも席はあるのだが、
なんというか落ち着かない為
僕は授業以外のほとんどの時間を美術準備室で過ごしている。


一人が一番落ち着く。

僕は、昔から一人だった。
人と関わることは苦手だから。
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