彼は高嶺のヤンキー様(元ヤン)
「オメーらって、瑞希・・・・凛たんのことは、瑞希が自分で責任持つって俺らに言っただろう?」
「うっ!?」
「そーよ、そーよ!あたし達は、みーちゃんの意思を尊重したのよ~?凛ちゃんに構いたいの我慢したのに~!おばかちゃん!」
「ううっ!」
「気をきかせてやったと言うのに、気のきかん奴だ。それで、後任の凛道をフォローできるのか?」
「うっうっ!」
「わははははははは!やっぱ、俺らも介入しなきゃなぁー!?頼りない元総長!?」
「うぐぐぐ!!あーもー!うるせぇ、うるせぇ!黙れ!もう、オメーらの助けなんか要るかよ!!」
全員へ向けて文句を言うと、私へと向き直りながら瑞希お兄ちゃんは言う。
「ということで、凛!俺の手違いでこんなことになっちまったが、今夜・・・・付き合ってくれねぇかな・・・?」
「はい!瑞希お兄ちゃんがおっしゃるなら、どこへでもお供します!」
「内容確かめずに、即答か凛たん!?」
「さすが、瑞希命だけあるな。」
〔★瑞希からのお願いを、凛は無条件で引き受けた★〕
「え!?マジでいいのか、凛?大丈夫だったのか?」
「もちろんです!瑞希お兄ちゃんのお誘いは良いことです!お店のお手伝いも、お墓参りも良いことです!」
「凛・・・!なんて健気で可愛い奴なんだ~!」
「きぃ~!みーちゃんばっかり好かれてズルい!あたしだって誘いたいのに!」
「オメーは、エロスの世界へのお誘いだろう!?わはははははは!」
〔★凛の態度は瑞希の好感度を上げた★〕
〔★モニカの嫉妬をあおった★〕
「じゃあ、凛の了解も得られたから、計画通りスタートだ。」
「はい!瑞希お兄ちゃん!」
「いやいや。計画内容を言おうぜ?聞こうぜ?瑞希に凛たん。」
誓い合う私達の側で烈司さんが言う。
「陽翔の墓参りだって、言わずにつれてきて、えらいことになりかけたんだ。なぁ、瑞希?」
「わ、わーてるよ!」
烈司さんの言葉に同意すると瑞希お兄ちゃんは私を見る。