彼は高嶺のヤンキー様(元ヤン)



「オメーらって、瑞希・・・・凛たんのことは、瑞希が自分で責任持つって俺らに言っただろう?」

「うっ!?」


「そーよ、そーよ!あたし達は、みーちゃんの意思を尊重したのよ~?凛ちゃんに構いたいの我慢したのに~!おばかちゃん!」

「ううっ!」


「気をきかせてやったと言うのに、気のきかん奴だ。それで、後任の凛道をフォローできるのか?」

「うっうっ!」


「わははははははは!やっぱ、俺らも介入しなきゃなぁー!?頼りない元総長!?」

「うぐぐぐ!!あーもー!うるせぇ、うるせぇ!黙れ!もう、オメーらの助けなんか要るかよ!!」




全員へ向けて文句を言うと、私へと向き直りながら瑞希お兄ちゃんは言う。




「ということで、凛!俺の手違いでこんなことになっちまったが、今夜・・・・付き合ってくれねぇかな・・・?」

「はい!瑞希お兄ちゃんがおっしゃるなら、どこへでもお供します!」



「内容確かめずに、即答か凛たん!?」

「さすが、瑞希命だけあるな。」



〔★瑞希からのお願いを、凛は無条件で引き受けた★〕




「え!?マジでいいのか、凛?大丈夫だったのか?」

「もちろんです!瑞希お兄ちゃんのお誘いは良いことです!お店のお手伝いも、お墓参りも良いことです!」

「凛・・・!なんて健気で可愛い奴なんだ~!」


「きぃ~!みーちゃんばっかり好かれてズルい!あたしだって誘いたいのに!」

「オメーは、エロスの世界へのお誘いだろう!?わはははははは!」



〔★凛の態度は瑞希の好感度を上げた★〕
〔★モニカの嫉妬をあおった★〕




「じゃあ、凛の了解も得られたから、計画通りスタートだ。」

「はい!瑞希お兄ちゃん!」

「いやいや。計画内容を言おうぜ?聞こうぜ?瑞希に凛たん。」




誓い合う私達の側で烈司さんが言う。




「陽翔の墓参りだって、言わずにつれてきて、えらいことになりかけたんだ。なぁ、瑞希?」

「わ、わーてるよ!」




烈司さんの言葉に同意すると瑞希お兄ちゃんは私を見る。


< 845 / 1,276 >

この作品をシェア

pagetop