幼馴染みはイジワル課長
繋がる想い
2人の気持ち
「………っ…ン」
碧と2人きりのオフィスで抱き合ってキスをして…嬉しくておかしくなりそう。
キスはどんどん深くなり立っていられない私を、碧は支えるように抱きしめている。私はふわふわとしながら碧のキスに必死で答えていた。
一瞬唇が離れても碧はまた深くキスをしてくる。ファーストキスだというのにもうディープキスを体験しているという状態。
うっすらと薄目を開けて見ると、綺麗で長い碧のまつ毛が見えた。私は碧の胸の辺りのスーツを握りまた目をつぶる。
「……ンン」
息継ぎをするように唇を離すと、今度は私の顎を掴んで自分の方に向かせしばらく私を見つめた後碧はゆっくりとまた私にキスをした。
生まれてから今が一番幸せかもしれない。
このまま時間が止まればいいのに…
「…桜花」
「え…」
唇がそっと離れると、碧は私の額にコツンと自分のおでこを当てる。
「…仕事片付けなきゃ」
あ、そっか…
今は残業で仕事やり掛けだったっけ…
「そ、そうだね!手伝うよ」
「…あと少しで終わるからお前は後片付けして」
「わかった…」
碧はそう言うと私をギュッと抱きしめる。
離れたくない…これから碧が仕事をするたげなのになんでこんなに寂しい気持ちになるんだろう…
「仕事が終わったら飲みに行こう」
碧は私から体を離すとそう言って私の頭をポンと撫でた。私はパァと笑顔になり「うん!」と頷くと、デスクに積まれている資料のファイルを持って資料質へ向かった。
パタン…
資料室に入りドアを閉めると、私は力が抜けたようにその場にしゃがみ込む。
夢じゃない…
私…碧と両想いになれたんだ…
嬉しすぎてどうしたらいいのかわからず、持っている資料ファイルに意味もなく顔を埋める。
ずっと好きだった人に「好き」って言われたんだよ?
胸がいっぱいでこぼれそうだよ。それくらい嬉しい…
それにキスもしちゃった…
自分の唇に指を添えると碧とのキスを思い出してしまう…
そしてまたファイルに顔を埋めると、私はにやけそうになる顔を我慢しながらファイルを棚に戻して、オフィスに戻った。
碧は自分のデスクで仕事をしていて、とても集中しているようだった。私は静かに物音を立てないようにして歩き、他の資料や書類に手を伸ばすと碧と目が合った。恥ずかしそうにしている私を見て碧はクスッと笑って手を動かしていた。
ドキドキしてるのは私だけみたい…
碧はやっぱり大人だから私みたいにぎこちなくなったりしないのかな…
私だったら、今のこの状況で仕事の続きなんてできないと思う。こうやって後片付けをするのが精一杯だよ…
使わなくなった数枚の資料をシュレッダーにかけている時も心臓がバクバクとうるさい。おまけに手や口も震え足はガクガクしている…
信じられないことが現実に起こったから、まだそれを受け入れられないんだろうか…
とにかく落ち着かないとダメだ。
そうじゃないと何も始まらない気がする…
「桜花」
突然碧に名前を呼ばれた私は、驚いて変なふうに体を反応させてしまった…
「は、はい!」
ダメダメ。
落ち着け自分!
ぎこちない笑顔と動きで後ろを振り向き、デスクに座る碧の方を向いた。
「もう少しで終わるからそれ片付けたら帰る支度していいよ」
「あ、うん…わか、りました」
あれ?
私達って今は上司と部下の関係?でもキスしたから…えっと………
「また敬語に戻ってるぞ?今は2人なんだからいいってさっき話したろ」
「あ、そうだったね…」
アハハハと頭をかいて笑う私を見て、碧は呆れたように笑った。
碧が笑うだけで何でこんなにも嬉しいんだろう…
心がぽっと暖かくなるよ…
後片付けを済ませた私は一旦自分のデスクに戻って荷物を整理した。するとカバンの中からコンパクトミラーが出てきて、ふと自分の顔を見たら泣いた後でひどい顔をしていた。
碧と2人きりのオフィスで抱き合ってキスをして…嬉しくておかしくなりそう。
キスはどんどん深くなり立っていられない私を、碧は支えるように抱きしめている。私はふわふわとしながら碧のキスに必死で答えていた。
一瞬唇が離れても碧はまた深くキスをしてくる。ファーストキスだというのにもうディープキスを体験しているという状態。
うっすらと薄目を開けて見ると、綺麗で長い碧のまつ毛が見えた。私は碧の胸の辺りのスーツを握りまた目をつぶる。
「……ンン」
息継ぎをするように唇を離すと、今度は私の顎を掴んで自分の方に向かせしばらく私を見つめた後碧はゆっくりとまた私にキスをした。
生まれてから今が一番幸せかもしれない。
このまま時間が止まればいいのに…
「…桜花」
「え…」
唇がそっと離れると、碧は私の額にコツンと自分のおでこを当てる。
「…仕事片付けなきゃ」
あ、そっか…
今は残業で仕事やり掛けだったっけ…
「そ、そうだね!手伝うよ」
「…あと少しで終わるからお前は後片付けして」
「わかった…」
碧はそう言うと私をギュッと抱きしめる。
離れたくない…これから碧が仕事をするたげなのになんでこんなに寂しい気持ちになるんだろう…
「仕事が終わったら飲みに行こう」
碧は私から体を離すとそう言って私の頭をポンと撫でた。私はパァと笑顔になり「うん!」と頷くと、デスクに積まれている資料のファイルを持って資料質へ向かった。
パタン…
資料室に入りドアを閉めると、私は力が抜けたようにその場にしゃがみ込む。
夢じゃない…
私…碧と両想いになれたんだ…
嬉しすぎてどうしたらいいのかわからず、持っている資料ファイルに意味もなく顔を埋める。
ずっと好きだった人に「好き」って言われたんだよ?
胸がいっぱいでこぼれそうだよ。それくらい嬉しい…
それにキスもしちゃった…
自分の唇に指を添えると碧とのキスを思い出してしまう…
そしてまたファイルに顔を埋めると、私はにやけそうになる顔を我慢しながらファイルを棚に戻して、オフィスに戻った。
碧は自分のデスクで仕事をしていて、とても集中しているようだった。私は静かに物音を立てないようにして歩き、他の資料や書類に手を伸ばすと碧と目が合った。恥ずかしそうにしている私を見て碧はクスッと笑って手を動かしていた。
ドキドキしてるのは私だけみたい…
碧はやっぱり大人だから私みたいにぎこちなくなったりしないのかな…
私だったら、今のこの状況で仕事の続きなんてできないと思う。こうやって後片付けをするのが精一杯だよ…
使わなくなった数枚の資料をシュレッダーにかけている時も心臓がバクバクとうるさい。おまけに手や口も震え足はガクガクしている…
信じられないことが現実に起こったから、まだそれを受け入れられないんだろうか…
とにかく落ち着かないとダメだ。
そうじゃないと何も始まらない気がする…
「桜花」
突然碧に名前を呼ばれた私は、驚いて変なふうに体を反応させてしまった…
「は、はい!」
ダメダメ。
落ち着け自分!
ぎこちない笑顔と動きで後ろを振り向き、デスクに座る碧の方を向いた。
「もう少しで終わるからそれ片付けたら帰る支度していいよ」
「あ、うん…わか、りました」
あれ?
私達って今は上司と部下の関係?でもキスしたから…えっと………
「また敬語に戻ってるぞ?今は2人なんだからいいってさっき話したろ」
「あ、そうだったね…」
アハハハと頭をかいて笑う私を見て、碧は呆れたように笑った。
碧が笑うだけで何でこんなにも嬉しいんだろう…
心がぽっと暖かくなるよ…
後片付けを済ませた私は一旦自分のデスクに戻って荷物を整理した。するとカバンの中からコンパクトミラーが出てきて、ふと自分の顔を見たら泣いた後でひどい顔をしていた。