幼馴染みはイジワル課長
「かっこいぃ…」
「…もういいって。さっさと着替えろよ」
「うん…ありがとう」
碧は私の頭をコツンと叩くと、自分の着替えを持って寝室から出ていった。
部屋に一人になった私は一度ベットの上に借りた着替えを置き、着ているスーツを脱ぎながら部屋の中をキョロキョロと見渡す。
碧はいつもここで寝てるのか…
私も正式に碧の彼女になれたら、このベットで一緒に寝たりするのかな…
う、変なこと考えちゃった。
さっきから浮かれ過ぎで調子乗ってるわ私…碧のこと「かっこいい」って連発しちゃった…
別にからかってるわけじゃなくて本当にそう思ったから、自然に口に出ちゃっただけなんだけど…碧は変に思ったかな。
着替えを終えた私は寝室の電気を消して部屋から出ると、碧はキッチンにいて冷蔵庫を開けていた。碧はスーツからラフか部屋着に着替えている。
部屋着姿の碧もめちゃめちゃかっこいいな…こんなところ滅多に見られないかもしれないから、写メ撮りたいくらいだよ。
「着替えたか」
「あ、うん…ありがとう」
自分の荷物とスーツを部屋の端に置き、そっと碧に近づく。
「ぶかぶかだな」
「そうだね…碧は背が高いから」
碧から借りたTシャツは私が着ると七分袖くらいの長さになってしまい、短パンもすごくゆるゆるな状態。決して着心地がいいとは言えないけど、私はとても幸せな気分だ。
「ビール飲む?」
「あ、うん!もらう」
「持ってくからソファーに座ってろ。テレビつけていいよ」
「はーい」
碧に言われた通りにリビングのソファーに座り、目の前のテーブルの上に置いてあったテレビのリモコンに手を伸ばしてテレビをつけた。
ひや
「冷たっ」
急に頬が冷たくなりとっさに離れて横を向くと、碧が私の頬に缶ビールを近づけた様子。碧はクスッと笑いながら私にビールを差し出すと、私の隣に近い距離で座った。
「ありがと」
「さっきまでのテンションはどこ行ったんだ?」
「う…」
私は私の顔を覗き込みながら、私の隣で缶ビールをプシュッと開ける。
「さっきはちょっと興奮しちゃっただけだよ。ずっと碧の部屋来たかったからつい…あれは忘れて」
「なんだそれ」
碧はハハと笑うと私の持っているリモコンを取り、テレビのチャンネルを替えた。リモコンを創作しながらソファーを座り直す碧は、私との距離がさっきよりも縮まった。
碧…これって付き合ってるっていうの?
私…碧の彼女…?
「うぅ…」
「…は?何泣いてんだお前!?」
なんだか急にどうしたらいいのかわからなくなってしまい、私は気がつくと涙をこぼしていた…
慌てた様子の碧はテーブルに飲みかけのビールを置いて、箱のティッシュを手に取ると私に差し出す。
私って本当にめんどくさい女だよね…
碧もきっと呆れてる…
「笑ったり怒ったり泣いたり…お前は本当に忙しい奴だな」
「…」
「ったく…」と言って優しく微笑む碧は、私の頬に手を添えてもう片方の手で涙を拭ってくれる。
「う゛~…」
「あ、てめ…泣くなっつーの!拭いてる意味ないだろ」
「だってぇ…」
「なんだよ」
泣いて喉の奥がキリキリと痛くなる中、私は必死に声を出して言った。
「私達は…この先どうなるの…?」
「え?」
「私…碧の彼女になれる…?」
私のその言葉に碧が一瞬止まったような気がした。その間に私は少し傷つき、また一粒涙を流した…
「はぁ…」
そして、碧は深いため息をつく。かなりショックを受けた私は、上から大きな岩が落ちてきたみたいだった。
「…もういいって。さっさと着替えろよ」
「うん…ありがとう」
碧は私の頭をコツンと叩くと、自分の着替えを持って寝室から出ていった。
部屋に一人になった私は一度ベットの上に借りた着替えを置き、着ているスーツを脱ぎながら部屋の中をキョロキョロと見渡す。
碧はいつもここで寝てるのか…
私も正式に碧の彼女になれたら、このベットで一緒に寝たりするのかな…
う、変なこと考えちゃった。
さっきから浮かれ過ぎで調子乗ってるわ私…碧のこと「かっこいい」って連発しちゃった…
別にからかってるわけじゃなくて本当にそう思ったから、自然に口に出ちゃっただけなんだけど…碧は変に思ったかな。
着替えを終えた私は寝室の電気を消して部屋から出ると、碧はキッチンにいて冷蔵庫を開けていた。碧はスーツからラフか部屋着に着替えている。
部屋着姿の碧もめちゃめちゃかっこいいな…こんなところ滅多に見られないかもしれないから、写メ撮りたいくらいだよ。
「着替えたか」
「あ、うん…ありがとう」
自分の荷物とスーツを部屋の端に置き、そっと碧に近づく。
「ぶかぶかだな」
「そうだね…碧は背が高いから」
碧から借りたTシャツは私が着ると七分袖くらいの長さになってしまい、短パンもすごくゆるゆるな状態。決して着心地がいいとは言えないけど、私はとても幸せな気分だ。
「ビール飲む?」
「あ、うん!もらう」
「持ってくからソファーに座ってろ。テレビつけていいよ」
「はーい」
碧に言われた通りにリビングのソファーに座り、目の前のテーブルの上に置いてあったテレビのリモコンに手を伸ばしてテレビをつけた。
ひや
「冷たっ」
急に頬が冷たくなりとっさに離れて横を向くと、碧が私の頬に缶ビールを近づけた様子。碧はクスッと笑いながら私にビールを差し出すと、私の隣に近い距離で座った。
「ありがと」
「さっきまでのテンションはどこ行ったんだ?」
「う…」
私は私の顔を覗き込みながら、私の隣で缶ビールをプシュッと開ける。
「さっきはちょっと興奮しちゃっただけだよ。ずっと碧の部屋来たかったからつい…あれは忘れて」
「なんだそれ」
碧はハハと笑うと私の持っているリモコンを取り、テレビのチャンネルを替えた。リモコンを創作しながらソファーを座り直す碧は、私との距離がさっきよりも縮まった。
碧…これって付き合ってるっていうの?
私…碧の彼女…?
「うぅ…」
「…は?何泣いてんだお前!?」
なんだか急にどうしたらいいのかわからなくなってしまい、私は気がつくと涙をこぼしていた…
慌てた様子の碧はテーブルに飲みかけのビールを置いて、箱のティッシュを手に取ると私に差し出す。
私って本当にめんどくさい女だよね…
碧もきっと呆れてる…
「笑ったり怒ったり泣いたり…お前は本当に忙しい奴だな」
「…」
「ったく…」と言って優しく微笑む碧は、私の頬に手を添えてもう片方の手で涙を拭ってくれる。
「う゛~…」
「あ、てめ…泣くなっつーの!拭いてる意味ないだろ」
「だってぇ…」
「なんだよ」
泣いて喉の奥がキリキリと痛くなる中、私は必死に声を出して言った。
「私達は…この先どうなるの…?」
「え?」
「私…碧の彼女になれる…?」
私のその言葉に碧が一瞬止まったような気がした。その間に私は少し傷つき、また一粒涙を流した…
「はぁ…」
そして、碧は深いため息をつく。かなりショックを受けた私は、上から大きな岩が落ちてきたみたいだった。