幼馴染みはイジワル課長
恥ずかしいから足を閉じたいけど…碧の力で押さえられてるからびくともしない…






「は、んっ………ん」


碧は私の中心部分を指でなぞり、意地悪をするように何度もじらした。


体に電流が走ったような感覚に戸惑いながら、碧の指が中心部に触れるたびに水音を立てている。そして碧の指を迎え入れると、碧は中をゆっくりと動かして来る。

若干痛みを感じたけど、痛いというよりも変な感じがする程度…


痛みよりも碧に中まで見られてるみたいで、余計に恥ずかしくなり私から唇を離す碧を見計らってすぐに手で顔を隠した。

しばらく触れてほぐされた秘部は、熱をおびて碧はそっと指を離した。







「もういい?」


碧は私に顔を近づけて優しい顔と口調で聞いた…クラクラとする中コクリと頷くと、碧は私の頬に軽くキスをする。

碧に両足のを広げられて、ぼーっとしていた私は急にスイッチが入ったようにハッと力を入れる。






「力抜いて」

「んんっ…」


碧がゆっくりと私の中に入って来ると…今まで感じたことのない痛みに、一気に目から涙が溢れ出した。






「痛い?」


私の表情に気づいたのか、碧は私の涙を指で拭いながら訪ねた。






「う、…ううん」


痛い。痛いけどでも…





「嬉しい…」


やっと碧と繋がれた。それが何より嬉しいの…

だからこの痛みは嬉しいものに変わる。




碧はゆっくりとそれを突き刺してそれを何度か繰り返すと、段々と私の中の奥へと入っていく。私の中はより水音を上げて、より敏感になっているのがわかる。

そんな私を無視するかのように、碧は中へと一気に押し入れて来た…






「………んっ…ああっっ…」


その痛みはさっきの痛みを遥かに越えるもので、私はとっさに碧の腕をぎゅっと掴んだ。





「…やめようか?」


心配そうに私を見つめる碧に、私は微笑みながら首を横に振る。




「ううん、やめないで」


私がそう言うと碧は私にキスを落としてすぐに離し、ぐっと腰に力を入れた。





「…動くから痛いかも……」


碧がゆっくりと動かし始めると、何度か襲ってきた痛みが徐々に違うものへと変わって来るのを感じた。



これが快楽というものなのかな…

やっぱりまだ少しは痛いけど、これがいつかもっと良くなっていくのかな?





「あんっ………ぁ」


控えめにしていた私の甘い声は、部屋中に響き渡っている…





「おう、か…」


私の名前を囁きながら、顔を歪ませて切なげな顔をする碧を初めて見た私は…なんとも言えない気持ちになり、そのまま碧の首に腕を回した。





「ぁぁっ…碧っ………」


碧の動きは激しくなる一方で、お互いに汗ばんだ肌がくっついて密着する。





「名前呼ぶな…止まらなくなる」


そう言って私の口の中に指を入れて、より激しくなる碧の動きに私は碧の指を噛みながら声を荒らげた。






「あっ…あぁっ………」


何度か突き刺しが続くと、碧のそれは私の一番奥へと突き上げ…その瞬間私も果てて意識が薄なったのを感じた。











「……………ん?」


ゆっくりと目を開けると私はベッドの上で横になっていて、部屋は真っ暗でベッドの横の棚にあるスタンドライトの明かりが、ぼやっと部屋を照らしてした。







「…起きた?」


体を横に向けていた私の後ろから碧の声がして、振り返ろうとしたら碧が後ろから私を抱きしめてきた。

お互い裸で毛布でくるまっている状況だということに今気づいた私は、急に恥ずかしくなった。

碧の肌が私にぴったりとくっついて、背中に感じる碧にドキドキする…








「う、うん…ごめん私……寝ちゃったみたいで…」


私とうとう碧とシちゃったのか…

すっごく嬉しいけど、なんか行為が終わるとどうしたらいいかわかんなくて照れちゃうなぁ…







「いいよ別に。終わってすぐ寝るとか…可愛すぎ」

「え…」


今日の碧はくすぐったいくらい優しくて、余計ドキドキしちゃう。






「っ!」


すると碧は私の首元にキスをして、後ろから両手で胸に触れてきた。





「ちょ、ちょっと…」

「ごめん。もう一回シていい?」


碧は甘えたような声で囁き、より激しく私の体を触ってきた。






「でも…今何時?」


遅くなるって家に連絡しないとな。旅行に行ってから一度も電話してないから、多分心配してると思うし…




「家になら連絡しといたぞ」

「えっ…本当?」


私が寝てる間に碧が親に連絡してくれたんだ…





「今日は俺んちに泊まるって言っちゃったけどいいよな?」


碧のその言葉に私はとっさに後ろを向いた。碧は一旦手を止めると「いいよね?」ともう一度言う。

私は断る理由もなく、逆に胸が高鳴って笑顔で「うん」と頷いた。



その日は忘れられない夜になった…
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