吸血鬼な幼馴染

 「何、瑠璃?」彼の口元は血で真っ赤だ。



 いつもそう。



 カイトは私が呼ぶと、何をしてても返事を返してくれる。



 それで十分。



 「ううん.何でもないや.」



 「...そう?」



 私のことを見てくれるだけで十分。





 

 チク。



 なのに。。。。



 どうしてこんなにも胸が苦しいの?





 
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