吸血鬼な幼馴染
 「ならいい.解散だ.」カイトが帰っていくと、残りの4人はお互い目を見合った。


 「特に一真は先生として学校に行くことになってるから覚えといて.」


 一真はめんどくさそうにため息をした.


 「知ってるし.」


 「でもさ~何でカイト君はあんなに彼女を特別に扱うの?何か知らない~ヒロちゃん?」


 大也は首を振った.


 「知り合いっていう事ぐらい.」


 「アレックは?」


 「..特に.」


 「ふ~ん」


 「翔も.余計なことするなよ.」


 だけど翔はニヤッと笑っただけだった。


 「翔ー」


 「分かってるよ~でもさ、その子、カイト君のモノじゃないんでしょ?」


 「......まぁ」


 「なら俺たちも味見くらいいいんじゃない?」

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