カラダだけの関係~冷血上司の惑わしの束縛~
会議の資料も出来、コピーを頼もうと執務室を出ると久保田と千束が一緒に不穏な雰囲気を漂わせて、フロアを出て行く。
俺はコピーを新入りの佐藤さんに頼むと、慌てて廊下に出て、二人を探した。
千束は俺のオンナじゃないのに。
俺の心の中で千束は既に所有物化している。
面倒な男だと思われるのは避けたいのに、勝手に足が…目が二人を追っていた。
二人は休憩ルームの自動販売機の前に佇んでいた。
「俺がヤバいコトになるって知ってるのに…ひどいだろ?小柳」
「私に任せてばかりではいつまでも、久保田さんの為にならないと思って、お灸を据える意味で・・・」
「何がお灸だよ!お灸据えられる前に…部長の雷が落ちるだろ!?」
俺の命令だと言えばいいのに・・・
千束は久保田に一言も命令だとは言わなかった。
俺はコピーを新入りの佐藤さんに頼むと、慌てて廊下に出て、二人を探した。
千束は俺のオンナじゃないのに。
俺の心の中で千束は既に所有物化している。
面倒な男だと思われるのは避けたいのに、勝手に足が…目が二人を追っていた。
二人は休憩ルームの自動販売機の前に佇んでいた。
「俺がヤバいコトになるって知ってるのに…ひどいだろ?小柳」
「私に任せてばかりではいつまでも、久保田さんの為にならないと思って、お灸を据える意味で・・・」
「何がお灸だよ!お灸据えられる前に…部長の雷が落ちるだろ!?」
俺の命令だと言えばいいのに・・・
千束は久保田に一言も命令だとは言わなかった。