カラダだけの関係~冷血上司の惑わしの束縛~
セフレとは言え、ラブホばかり…利用すればお金が掛かる。


悠来が、部屋に私を招き入れたのはラブホ代を浮かす為の手段。


綺麗に片づけられた部屋。


綺麗過ぎて、無機質な印象を受ける。でも、ここで悠来は生活しているんだ。



「水、入れたぞ」


悠来は硝子のテーブルに水の入ったグラスを置く。


「ありがとう、頂きます」


私はソファに腰を下ろして、ミネラルウォーターを飲んだ。


BARで軽く食事をしながらカクテルを飲み、ほろ酔いのカラダで悠来のマンションに来た。


水で少しだけ酔いも醒めた。



気が付くと悠来が隣に座り、水を飲む私を見つめる。



「ジッと見つめられると恥かしいです・・・」


「もっと恥ずかしい姿…見せてると思うけど・・・」


酔いの熱とは別に羞恥心がカラダを熱くしていく。



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