カラダだけの関係~冷血上司の惑わしの束縛~
「悠来っ!?」


悠来は顔を赤く染める私に不敵な笑みを湛える。


「千束…」


悠来は私の肩を抱き、顔を近づけて来た。


悠来は濃密なキスを落としながら私をソファの上に押し倒す。


私のカラダを組み敷く悠来は誰にも見せない獣の姿に変わっていく。


――――私は見たかった悠来の男の顔。


悠来はネクタイの結ぶ目をウザそうに緩めて、外し、一気に首許から乱暴に引き抜いた。


私は唾を飲み込んで、彼の次なる行為を待つ。



「俺を待ってるのか?」


「待ってる…」


「…俺が欲しいか?」


「欲しい…」


悠来の低い声が右耳の鼓膜に響き、私の欲情を煽る。





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