カラダだけの関係~冷血上司の惑わしの束縛~
「部長も休憩ですか?」


「小柳」


悠来は私の右肩を掴んで、自販機に背中を押し付けた。



「部長?」


「是枝と付き合うのか?」


悠来は気の無いクセに、私を束縛する。


カラダだけが欲しいクセに、私を惑わす。


「貴方に関係ありません!」


悠来の表情が一瞬でフリーズした。悲しげな瞳で見つめる悠来。


「離して下さい」


私の肩を掴んでいた悠来の手が離れる。


「貴方と私はカラダだけの関係。彼氏面されるのは迷惑です」


迷惑なんかではないけど、これ以上貴方に惹かれてたくない。


心にバリケードを張り巡らせる。



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