カラダだけの関係~冷血上司の惑わしの束縛~
「仕事終わりそうか?」


帯刀部長がコートとブリーフケースを持って私のデスクに歩み寄って来た。


今日の残業は私と部長の二人だけ。


最低限の照明しか点灯していないオフィス。


陽はすっかり暮れて、夜の帳が降りていた。



「後少しです・・・部長。私が戸締りしっかりしておきますから…先に帰って下さい」



「・・・」



部長は眉間にシワを寄せて、ため息を吐く。


「小柳…今すぐに仕事を終わらせろっ!」


「!!?」


部長は急に怒り出し、私は目を円くして部長の顔を見つめた。



「もう貸せっ!」


部長は私のマウスを奪い、データを保存して、強引にパソコンをシャットダウンした。



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