カラダだけの関係~冷血上司の惑わしの束縛~
「部長…?」


帯刀部長は急に不機嫌になった。


「部長、私…部長を怒らせるようなコトしました?」


「別に…いいからさっさと帰る支度をしなさい」


「あ、はい」


部長の声で私は弾かれるように椅子から立ち上がった。



私は頭の中で反芻するが、部長の不機嫌の理由が全く理解出来ない。


裏口から出て、肩を並べて駅に向かって歩く。



互いに口を開かず、無言。


この静けさが私を沈鬱にさせていく。



「部長…」


「何が食べたい?やはり、お洒落な店がいいか?」



「へっ?」


部長の意外な問いに変な声を上げる。





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