カラダだけの関係~冷血上司の惑わしの束縛~
「いや・・・小柳は何が食べたい?」


「何でもいいですけど・・・」


いつの間にか部長と夕食を食べる話になっていた。


前置きがないだけに戸惑うばかり。


部長は自身のスマホを弄り、必死に店を探していた。


「あ、そう言えば、あっちに…お洒落なイタリアンレストランがあったな・・・」


部長は立ち止り、店の方向を指差す。



「・・・」



私は帯刀部長と以前に一度、課の皆で飲み会としてイタリアンレストランに入った。


この店のピザは窯焼きだったから、ピザが美味さだけが印象に残っていた。


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