Dance in the Mood
海へ
*1*
肩が照り付けるように熱い。ジリジリと肌から音が聞こえてきそうなほどやけはじめている。
つい2日前に半袖焼けができたばかりなのにまた違う柄の日焼けができてしまいそうだ。
それでも中庭でのお決まりのランチをやめないのは私達が中毒者だからだ。
大きく息を吸い込んで、日々ニコチンで肺を黒く染める。
室内に喫煙所がないことに愚痴をいいあいつつも、この大学の中庭がお気に入りだ。
タバコを吸う女は男うけが悪いとかいうけれど、私達二人はおかまいなしだ。
二人が吐いた違った銘柄の煙が混ざりあう。
「お前ら焼けたな」
背後から声がする。なんとなく夏がよく似合う声だ。振り返らなくても誰の声かわかる。
「ユウダイにだけは言われたくないですっ!」
アヤがイーっと歯を見せて反抗して見せる。
そんなユウダイとアヤの会話を私は眺めている。
頭上をすり抜けていくユウダイの言葉、声を聞くたびに笑顔になる自分を隠せない。
ユウダイの隣、それがもう7年ぐらい私の居場所。
つい2日前に半袖焼けができたばかりなのにまた違う柄の日焼けができてしまいそうだ。
それでも中庭でのお決まりのランチをやめないのは私達が中毒者だからだ。
大きく息を吸い込んで、日々ニコチンで肺を黒く染める。
室内に喫煙所がないことに愚痴をいいあいつつも、この大学の中庭がお気に入りだ。
タバコを吸う女は男うけが悪いとかいうけれど、私達二人はおかまいなしだ。
二人が吐いた違った銘柄の煙が混ざりあう。
「お前ら焼けたな」
背後から声がする。なんとなく夏がよく似合う声だ。振り返らなくても誰の声かわかる。
「ユウダイにだけは言われたくないですっ!」
アヤがイーっと歯を見せて反抗して見せる。
そんなユウダイとアヤの会話を私は眺めている。
頭上をすり抜けていくユウダイの言葉、声を聞くたびに笑顔になる自分を隠せない。
ユウダイの隣、それがもう7年ぐらい私の居場所。