カニバリズム
そんな平穏な僕らの空気と

警察の真剣な空気とは温度差があり過ぎて

目立つのも無理はない

事件現場をそそくさと去ろうとすると
紅葉が居ない!

眼鏡を忘れたから全くみえん!!
手さぐりで探すと紅葉の人影が!
走って辿り着いたかと思いきやなんと
警察の方と話している

なんの話をしているか知りたいが

とても「どうも久遠でーす!よろしく!」

なーんて事も言えやしない
いや、言ったらただの馬鹿丸出しじゃないか!

などと頭の中での自分が喜怒哀楽をしてる間にとぼとぼと紅葉が歩いてきた

「紅葉!なんで警察の人と話してるんだよ」
僕は耳元で呟いた
紅葉は俯きながらこう答えた
「あの警察の人が実は....」
もじもじしながら答えるのに呆れて
「あーなんだよ!はやくいえって!」
僕は珍しく強気に答えた
あまりに珍しかったのかビクっとしてから
紅葉はこう答えた
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