君に捧げた好き。
「美紅っ、クラス見た??」

「まだっ!ていうか、人多くて見えないんだけどー!!」

そう、ここ、東雲学園は県内1の生徒を誇る高校。

155cmの私じゃ、クラスの紙なんて見えない。

なんていったって、周りには人、人、人。

「志保、こっち!!」

美紅に腕を強引に引っ張られ、人の間をすり抜けてゆく。
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