run and hide
あ~ら~まああああああ~・・・・・・
アルコールの入っている私は一人、妄想の世界へダイブ。
間違いが起こってもおかしくない状況じゃあないの!!・・・いや、そこは是非間違いだとは思ってほしくないけど。出来たら紳士的な狼に変身して頂いて、男日照りの私を喜んで食べて頂きたい。
檻の中の熊よろしく部屋の中をうろうろと歩き回る。
どうしましょどうしましょ!!いっそのこと、私から押し倒して既成事実を作っちゃう?ガンガン押しまくって襲っちゃう??
自分でそんなことを考えて、また自分で突っ込んで照れる。
ぎゃあああああ~!!私ったら私ったら、今何てことを考えたのよおおお!!
ダメダメ、清純な私に戻らなくては。ってか、清純な私なんてキャラが自分の中にいたっけ?
しかし、またウロウロと部屋の中を歩き回りながら、頭の中ではつい妊娠カレンダーを計算してしまった。
襲った場合―――――――もし、アレがなくても今日なら大丈夫。安全日。
襲われた場合―――――――同上(ただし、行為が発生する可能性は低い)。
相手に狼になってもらう為のマニュアルなんてものがあるなら今すぐ私におくれ。例えその中身が『裸にエプロンで微笑め』なんてものでも、今の私なら実行してしまいそうだ。
・・・・・・うぎゃあああ!私ったら、私ったら~!!!限りなく痛い女になっている気がするぞ!?落ち着けー!!
何が裸にエプロンだよ!第一私はエプロンなんて持ってないっつーの!!