TOKYO alone
出会い
SNS
私は高校三年生の香川県に住む三浦みゆ。どこにでもいそうな、普通の女の子。
ある日、SNSで「裕太」という男の子と友達になり、メールをするようになった。裕太くんは東京で野球をやっているらしい。
「かわいいね」
あまり言われたことのない言葉に、うれしさをかんじつつ、誰にでも言ってるんだろうな、そう思ってた。
元々野球が好きな私と裕太くんが仲良くなるのは、はやかった。
夏の大会で負けてしまった彼の学校は、休みに入った。
「東京遊びにおいでよ」
そういわれても、お金がなかったし会ったときに私の顔や体型をみて嫌われたくない。その気持ちが大きくて、「今度ね」といつもごまかしていた。
ある日、彼からのメールで「俺たち付き合って1か月だよ」ってきて、付き合っているつもりのなかった私はびっくりして
『付き合ってるなんて知らなかった(笑)』
「8月19日にみゆが俺に好きって言ってくれたんだよっ」
メールを見返すと冗談半分で、確かに好きと書いていた。
そこから彼のことを意識するようになって、気づいた時には好きになっていた。毎日、帰ったら電話するようになって、どんどん仲良くなっていった。
そんなある日、彼のメールアドレスを見ていて、私は嫌な予感がした。
(ayk…あやかかなあ?)
彼のSNSの友達リストの中にあやかという子がいて、嫌な予感は的中した。その子のページに裕太くんの写真があり、付き合っているというのはみんな知っているようだった。
好きになっていたから辛かったし、あやかちゃんという子を傷つけたくなかったから
『裕太くんさ、彼女・・ほかにいない??』
思い切って聞いてみた。
「ごめん、いるんだ。だけど、別れてくれなくて。俺はもう好きじゃないんだ」
『でも私、ほかの人を傷つけてまで付き合いたくないし、二股とかだめだよ』
「ごめんな、別れるから。俺さ、みゆと出会って、会ったこともないのにどんどん惹かれてさ、学校でもみゆの声聞きたいっていつも思うんだ。」
そう言われて私は彼を待つことにした。
ある日、SNSで「裕太」という男の子と友達になり、メールをするようになった。裕太くんは東京で野球をやっているらしい。
「かわいいね」
あまり言われたことのない言葉に、うれしさをかんじつつ、誰にでも言ってるんだろうな、そう思ってた。
元々野球が好きな私と裕太くんが仲良くなるのは、はやかった。
夏の大会で負けてしまった彼の学校は、休みに入った。
「東京遊びにおいでよ」
そういわれても、お金がなかったし会ったときに私の顔や体型をみて嫌われたくない。その気持ちが大きくて、「今度ね」といつもごまかしていた。
ある日、彼からのメールで「俺たち付き合って1か月だよ」ってきて、付き合っているつもりのなかった私はびっくりして
『付き合ってるなんて知らなかった(笑)』
「8月19日にみゆが俺に好きって言ってくれたんだよっ」
メールを見返すと冗談半分で、確かに好きと書いていた。
そこから彼のことを意識するようになって、気づいた時には好きになっていた。毎日、帰ったら電話するようになって、どんどん仲良くなっていった。
そんなある日、彼のメールアドレスを見ていて、私は嫌な予感がした。
(ayk…あやかかなあ?)
彼のSNSの友達リストの中にあやかという子がいて、嫌な予感は的中した。その子のページに裕太くんの写真があり、付き合っているというのはみんな知っているようだった。
好きになっていたから辛かったし、あやかちゃんという子を傷つけたくなかったから
『裕太くんさ、彼女・・ほかにいない??』
思い切って聞いてみた。
「ごめん、いるんだ。だけど、別れてくれなくて。俺はもう好きじゃないんだ」
『でも私、ほかの人を傷つけてまで付き合いたくないし、二股とかだめだよ』
「ごめんな、別れるから。俺さ、みゆと出会って、会ったこともないのにどんどん惹かれてさ、学校でもみゆの声聞きたいっていつも思うんだ。」
そう言われて私は彼を待つことにした。