何度でもきみに恋をする(ほんとは甘いきみ)
菅綺くんの笑みにぽかぽかと暖かくなった私は、
気付けば、うん、と笑っていた。
「あー、暑いわね、ここ…」
「へ?
紫万、ここ、けっこう涼しいはずなんだけど…
か、風邪ひいちゃった?」
大丈夫?と声をかけると、紫万は額に手を当てた。
熱があるふうにじゃなく、やれやれという感じの。
「…まあいいわ。
菅綺、あたしの亜弥華を泣かせたら殺すからね」
こ、ころ…っ!?
いやなんでもそこまではないんじゃない紫万!?
すると菅綺くんは不満そうに。