何度でもきみに恋をする(ほんとは甘いきみ)
…えっと。
「…楓と、菅綺くんがいるね」
こくりと紫万がうなずく。
「…ん?」
「相変わらず天然だな亜弥華ちゃんは~。
俺たちと組むの!」
「…へぇ?」
「へぇ?じゃなくて…」
楓が苦笑を表情にする。
…えっ?
…ってことは、もしかして、この4人が班員ってこと?
「…ええっ!?
だって他にたくさん女子がいるじゃない!?」
私が驚いて声を上げると、
楓はやだなぁ、と私に笑いかける。