何度でもきみに恋をする(ほんとは甘いきみ)




じわぁと目元に涙がたまる。

好きな人の彼女が親友なんて、笑えないよ…


「はぁ?

 なんでそうなるわけ?」

「…え?

 違うの?」

「なんで親友の好きな人を取らなきゃいけないのよ。

 菅綺なわけないでしょ」

その言葉を聞いたらほっとした。


同時に紫万に抱きつく。

「紫万ぁーっ」

「はいはい」

ぽんぽんと小さい子をあやすように背中を叩く。


…ん?



< 59 / 141 >

この作品をシェア

pagetop