何度でもきみに恋をする(ほんとは甘いきみ)
「亜弥華っ!
とりあえずこれ…って、えっ!?
ど、どうしたのよ!?」
運が悪いことに、泣いてるところをお姉ちゃんに見られた。
あーあ…お姉ちゃんには心配も迷惑もかけたくなかったのに。
「ううん、なんでもないよ!」
ごしごしと目をこすってから、笑顔を見せる。
すると、お姉ちゃんは私の腕をつかんで真剣な表情を浮かべた。
「嘘言わないの。
亜弥華はいっつもそうやって"なんでもない"って言う。
小さいときからずーっと。
話すことが迷惑って思ってるんでしょう?
でもね、亜弥華、そうやって聞いてくれる人はみんな迷惑だなんて思ってないのよ?
お姉ちゃんにはなんでも話しなさい!
1番亜弥華のこと知ってるんだから!」
泣きそうになった。
もう泣いてるけど…