何度でもきみに恋をする(ほんとは甘いきみ)





「え…」

お姉ちゃんもこれには驚いたようだ。

でも、驚く人がもう1人。

「…亜弥華の姉ちゃんか…?」

菅綺くんも驚いたようです。

けれど、そんなのはお構いなしに彼女さんはぱぁっと顔を輝かせる。

「やっぱり!

 柑菜、久しぶり!

 私、唯よ! 覚えてる?」

ドクンと胸が鳴った。

唯…さん?

それって───


「嘘…、唯?

 小学校ぶりね!?」

お姉ちゃんたちは思い出話に華を咲かせる。


そんなとき。

「…あ」




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