何度でもきみに恋をする(ほんとは甘いきみ)






「そういう"好き"かよ…」

ん?
菅綺くんが小さい声で何かをつぶやく。

けど、残念ながら聞こえなかった。

まあ、いっか。


「あのさ」

「えっ、なに?」

「昨日、楓になんか言われてただろ?」

昨日、楓に…?

額にしわを寄せながら、必死に頭の中をフル回転させる。


あっ!

『亜弥華って、菅綺が好きなんだよね?』

のことですね…



< 92 / 141 >

この作品をシェア

pagetop