何度でもきみに恋をする(ほんとは甘いきみ)
思い出した私は、こくこくと縦に首を振る。
えっと…あの…まさかとは思うんですけど…
聞こえてたり…?
「それ、なんの話?」
菅綺くんの質問に、とりあえず安心。
聞こえてなくてよかった…
でも、その内容を言うわけにはいかないよね!?
いやだって、菅綺くんは本人なわけだしね!?
「ひ、秘密!」
えへへっとごまかすように笑うと、「ふーん」と返された。
菅綺くんの瞳が妖しく光ったと思ったのは気のせいデスヨネ…